ハム狙う!“ポスト新庄”は多村 2006年8月29日(火) 10時53分 デイリースポーツ


日本ハムが、新庄剛志外野手(34)の引退後に備え、大物外野手獲得に向けた調査を開始。有力候補に横浜・多村仁外野手(29)をリストアップしていることが28日、分かった。一方、リーグ最下位に低迷する横浜も、多村をトレード要員にした大型補強を視野に入れていることが判明。今オフ、両球団による“ポスト新庄トレード”に発展する可能性が高い。日本ハムの今オフの最重要課題は、新庄引退後の外野補強。若手育成や、新外国人による補強を目指すと同時に、より計算が立つ、国内の大物外野手獲得も視野に、調査を進めているが、その中で“ポスト新庄”の有力候補として白羽の矢が立ったのが横浜・多村だ。
 今季は、左肋骨(ろっこつ)骨折などで2度の長期離脱もあったが、04年には3割、40本塁打、100打点をマークし、今春のWBCではチーム本塁打打点王となって、攻守にわたり王JAPANの世界制覇に貢献した。その勝負強い打撃力と守備力に、関係者は「ケガもあったが、評価は高い」と注目している。一方、最下位に低迷する横浜側も来季の躍進のためには「細かいトレードではなく、主力級を獲得するようなトレードが必要」(球団関係者)という状況。小池は2番打者で定着し、4年目の吉村は自己最多の22本塁打を記録。若手外野手の成長があるだけに、球団の顔である多村放出も辞さない構えで、最重要課題である投手補強に乗りだすもようだ。日本ハム側も、この横浜の動きをつかんでおり、シーズン終了を待って、大型トレード成立に向けて、交換要員をめぐる駆け引きも一気に加速しそうだ。

 ここでトレードの内容を考えてみる

  1. 多村⇔小笠原 横浜の一塁手不足を解消
  2. 鈴木尚⇔江尻 なんとなく
  3. 多村⇔金村 超大型トレード